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ワーケーションに行った
長野県と山梨県の境目あたりでワーケーションしてきた。2泊3日。なかなか良い時間を過ごせた。
ワーケーションはワークとバケーションを合わせた言葉で、和製英語と思いきや英語圏でも使われる表現らしい。普段はフルリモートで家から仕事していて快適ではあるが、人との会話に飢えるときがある。そういうときは出社もいいなと思うが、混雑している電車を見たり雨が降ってたりするとフルリモートでよかったと心から思うこともあり定まらない。何も毎日話さなくてもよくて、でもたまには喋りたい。というわけでワーケーションである。
数年前に6人で行ったときはAirbnbでコテージ的なところに泊まったが、今回は人数も少ないのもあり普通の旅館で各自部屋をとるスタイルになった。部屋で各々仕事したり、集まれるときはロビーで一緒に仕事したり。ランチにどのお店に行くかという相談が懐かしい。技術的な話やなんでもない話を気兼ねなくできる時間は貴重で、とても気持ちが満たされた。
ZoomやGoogle Meetのオンライン会議でも雑談はできるが、体験としては少し違う。仕事的な話をする分には効率的で良いが、雑談はなんだか盛り上がりにくい。相手の状況がわからない、いつまでも話せてしまうのでどこかで切り上げないといけないなどの意識が早めに切り上げる方向で調整してしまう。3人以上となると喋りづらさは格段に上がり、人数が増えると聞き専の人が増える。私はみんなでワイワイ話したい派だし、誰かが話すときも相槌打ったりしたいのでオンラインの雑談には限界を感じる。ボディランゲージが制限される、音声で割って入りにくいという技術的な制約によるものが大きいと思うのでいつか解決されるかもしれない。Apple Vision Proがその解決策かと思って試したが、あまり満足いける体験ではなかった(単純に頭が重くて長時間つけられない)。
近くに住む同僚と合流して一緒にご飯を食べたり、早朝に起きて温泉と散歩を楽しんでから仕事をしたり、良い時間がたくさんあった。夜は一緒に個人開発もした。とある新サービスを作ってるのだが、そのお互いの作業のドッキングというか、それぞれ進めていた領域が重なる部分を一緒にやった。こういうのは対面で会話しながらの方が進めやすいし楽しい。うまく動いたときに一緒の空間で喜ぶ。こういうものづくりの根源的な喜びは大事にしたい。