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エンジニアの日記帳。ものづくり、プログラミング、読書などについて書いてます。

慣性の法則

2024/09/05

フィリピンから帰ってきてから読書欲が高い状態が続いている。旅行中に読んだ本に面白いものが多く、もっとこういう本が読みたいという気持ちでいろいろ読み漁っている。

知人が作っているBookBankというアプリで読書記録をつけているが、このアプリでは月ごとの読書数を振り返る機能がある。ここ数年を振り返ってみると月ごとにかなりバラつきがあり、よく読むときは月10冊を超えるのに対し、月に1冊も読まないときもある。その理由を考えてみると、個人開発に没頭している時期に読書から離れていることがわかる。Webサービスやアプリを作っている間はそれに夢中で、本を読みたいという気持ちが沸かなくなる。

この「何かに興味を抱くとそればかりやってしまう」のは自分のスタイルで、思い返せば子供のときからそうだった。学校から家に帰ってきて漫画を読みはじめたら夕食までずっと漫画を読んでたし、勉強をはじめたら夕食まで机に向かって問題を解いていた。書籍の方の「君たちはどう生きるか」でコペル君が同じことをやり続けるのが人間の習性だと気づくシーンがある。ここを読んだときはわかる!と思ったのをよく覚えている。習慣術みたいな文脈で、朝起きたらまずやることで必要なものを机の上に置いてから寝ましょう、みたいなテクニックがよく語られる。毎朝日記を書くならノートを置く、体温を測るなら体温計を置くみたいな。朝起きて最初にやったことが流れを生むという説だが、これも理に適っているいると思う。逆に距離をおきたいものは収納の中に隠して腰を重くすれば離れられる。

習慣の観点でいうと読書したりしなかったり、自分の習慣はあまり安定していない。そういうプロと話す機会があるとしたら1日15分でも良いから毎日読みましょう、とか言われそうだ。でも個人開発に没頭している時期はすべての時間を注ぎ込みたくなったりする。本を読むことはすでに生活に溶け込んでいるとは思うので、ベストプラクティスみたいなものに捉われすぎず自分なりに読書を楽しめれば良いかなと思っています。