データ・数字との付き合い方

2024/12/29

ロジックの積み上げで決めていると他人と同じ結論をなぞることになる。自分の直感、信じるもののエッセンスを加えたい。ただ人間にはバイアスがあり信じすぎると視野が狭くなる。客観的なデータはそんなとき役に立つ。

すべて感覚で判断していると、リスクを大きく評価しすぎてしまい身動きが取れない場合がある。失敗した時にどうなるか、金銭面や時間面で数字を計算してみる。失っても痛くないならやってみればよい。リスクを取らないのは安全ない感じがするが、チャレンジすれば得られるはずだった機会を失っている可能性がある。

すべてデータで判断していると、自分の拠り所を失う。客観的データが道を示してくれることはない。良質な前提は揃えられるが、決断するのはあくまで人である。データはいまの状況を表す。未来をこうしたいという望みは反映されていない。

人を説得するときは客観的な情報を集めようとする。個人的な意見を言うよりその方が納得感は高めやすい。でも最終的に決めるのはやはり人や集団に属人化している。「それってあなたの感想ですよね?」という揶揄があるが、判断においては自分なりの根拠てわ感想を言えていればそれで良い。