いろんな道で卓越しようとしない
2025/02/10
成績やテストの文化に浸かりすぎたせいか、比較級で考えてしまい勝手に苦しくなるときがある。人の数だけ分野があり、そのすべてで良いスコアを出すのは無理なこと。なので助け合う必要がありチームの意義がある。分かっていてもすぐ憧れたり流されたりしてしまう。すべてでNo.1になる必要もないし、さらにいうとある道でNo.1になる必要もない。自分の得意な複数のことで組み合わせNo.1になれればそれで良い。
何を組み合わせるか。それは自分のやりたいことを決めるポイントから始まる。私の場合はWebサービスを作るのが好きで、それはデザイン・人の気持ちの理解・プログラミング・パズル・仕組みの理解などのブロックから構成される。この一つ一つの習熟度を高めていき組み合わせる。さらに業務用ツールとか心地よいツールとか自分なりの分野を追加して勝手に軸をつくる。人に押し付けられたものではなく内面からのもので勝負する。
「強みを組み合わせろ」というメッセージは新しいものではなく、大学の頃にすでに聞いたことがあった。それを聞いたとき半分は腑に落ち、もう半分は何を組み合わせればいいのか疑問だった。強みとはその環境で活きる特徴で、特徴は自分が飽きずにやり続けられること。人生の前半でいろんなことに手を出し自分が楽しめるかどうかを検証し、人生の後半で手に馴染むものを組み合わせていく。今は人生の後半に差し掛かったあたり。これまでに見聞きしたいろんなものを組み合わせて表現できたらそれは楽しい。