要約した時に抜け落ちる部分が人生

2025/02/13

昔Facebookが年末にその一年を振り返るショートムービーを作る機能を提供しており、それに対して友人がコメントしていたのが表題。その時なんとなく気の利いた言い回しだなと思い、それ以来定期的にこの言葉を思い出す。

大学で就活をしていた頃、どういう職につくか悩んでいた。それまで勉強とサークル活動しかしていなかったのに急に社会人生活をイメージできるわけがない。また別の友人が「自分の墓が立ったときに『〇〇を成した人物』と書かれるとして、そこにどう書かれたいかが軸になる」と言っていた。これにはまったく共感できない。人生を一文に要約することはできない。

志、生涯を通して成し遂げたいことがないからなのかもしれない。メイクドリームはその瞬間は華々しいがその後も人生は続く。一時的に急上昇する微分的な曲線よりも、じんわり毎日を積み上げる積分型を目指したい。家族や友人など、周囲のお世話になっている人には優しくしたいとは思う。それさえできれば後は、好奇心の続く中で楽しく毎日を過ごしていきたい。