スマホと物理的に距離を置く
最近またスマホをだらだらと観る時間が増えてきている。Xのアプリを消して通知はすべてオフ。自分で意識したタイミングだけ見るようにしていたが、それでも見続けてしまう。気軽に初めてどっぷりハマって抜け出せない。スマホは現代の麻薬である。
手元のデバイスでインターネットにアクセスできるのは本来は素晴らしい。冷蔵庫にある食材でレシピを調べたり、初めて行く街のお店を探したり、いつでも天気を確認できたり。昨年から水泳に行き始めたが、泳ぎ方や意識するポイントはYouTube動画で学ばせてもらった。知識豊富なインターネットはうまく使えば知の高速道路になる。問題は必要な便利さを超えた情報が提供され、SNSや動画コンテンツに時間がいくらでも溶けてしまう点にある。
スマホとよく付き合うためには、時間を決めてスマホを使うなど自分でコントロールすることが必要だがこの難易度は超高い。スキマ時間に即効で気分を上げてくれるものがそこにあると分かっているのに我慢できない。朝早く起きても気づいたらスマホを見て1時間くらい経っているし、夜早く寝るつもりが寝付きが悪くなってしまう。
対策を考えてみる。スマホに気軽にアクセスできるところに問題がある。寝る時は別の部屋で充電しておく、仕事中も別の部屋に離して置いておく。本当に必要なら部屋を移動して取りに行けばいい。スマホが視界に入っているだけで集中力の20-40%が取られるという研究結果もある。厳密に考えると災害発生時などはスマホが手元にあった方がよいので難しいところだが、今時点では集中力を取り戻すことを最重視して目をつむりたい。漫画や将棋などのエンターテイメントのアプリはスマホから削除し、iPadだけに入れておく。iPadはスマホに比べると「さぁ使うぞ」という気持ちのハードルが高い。スマホに入ってるアプリは極力制限し、時間のコントロールを自分の手に取り戻したい。