ロジックとセンスで戦うとセンスが負ける
2025/04/02
何かの意思決定について話すとき、ロジック(論理)とセンス(直感)をぶつかり合わせるとセンスが負ける。論理は誰が聞いても確からしい客観性がある。直感は本人の感覚によるものが大きく、言語化や裏付けが難しく客観性に乏しくなる。
直感はこれまでの自分の経験や経験から得た学びから生まれる閃きのこと。その道を通ってきた自分自身は確信を持てても人に説明するのは難しく、適当な思いつきとの区別もつきづらく議論では不利。しかしロジックばかりに偏ると「正しいんだけど面白くない」ものが出来上がる。どこに重心を置くかは個人や組織によって違うと思うが、自分は直感主義でいきたいと思っている。
センスが意思決定に反映される方法は、センスがある人を最終的な意思決定者において任せてしまうこと。ロジックを詰めても良いが最後の「決め」はその人に委任する。合議制はいろんな意見を尊重するあまり意思決定が丸くなってしまう問題があるが、決める人を決める方法であればユニークな決定がされる余地がある。直感で決めたにせよ、決定者にはそうなった経緯や理由を周りに説明する必要がある。決定を腹落ちして受け止めてもらえなければチームの推進力は弱まり、行きたい方向にそもそも進みづらくなる。
直感は簡単に鈍る。最初は確信があっても議論していくうちに「自分の考えが間違っていたのか?」と不安になってくる。最終的に判断を下す前に「誰かの顔色を窺うのではなく、本当に自分自身がその案を選びたいのか?」と振り返る。大体の判断はそれ自体には正解不正解はなくてその後やり切れるかで結果が変わる。自分の信じたものならやり切れる。まずセンスで選び、それをロジックで補強していくように思考する。