最初からひとりなら孤独じゃない

2025/04/24

誰かと一緒にいたら楽しいし、ひとりで過ごすのもそれはそれで楽しい。寂しいのは誰かと居た状態から一人になるタイミングだ。友達と一緒に遊んだ後の帰り道。楽しかった旅行が終わる瞬間。人数が減ってひとりになる時に人は孤独を感じる。

人間は元々ひとりで生まれて来る。現代の社会でひとりで生きることはできないので他人と繋がる方法を求める。人と完全に分かり合うことはできないが、だからこそ共通の話題で盛り上がったり、心情に寄り添ってもらえたりすると喜びを感じる。やがて別れが来ると孤独を感じて辛くなる。でもその孤独に耐えられれば、次にまた誰かと一緒にいるときにその時間をより大切にできる。

友達が引っ越して遠くに行ったり、仲の良い先輩が会社を辞めたりするのは悲しい。悲しみは去る側よりも残される側の方が大きい。去る側は自分で決めたことだし、次の世界へのチャレンジがもう始まっているから。残る側にできる心構えは何か。別れもあれば新しい出会いもあると自分に言い聞かせて、目の前のことを一生懸命やるくらいしかないかもしれない。縁がある人なら一度交流が途絶えてもまた出会うことにある。その時によりパワーアップした自分でいられるよう、良い毎日を過ごすなどだろうか。