面白がる能力
2025/01/01

「ショーハショーテン」というお笑いを題材にした漫画がある。高校生の主人公は同級生とコンビを組み、高校生版のM-1の優勝を目指して努力する青春マンガだ。お笑い版のバクマンと表現できるが、作中の漫才が普通に面白くて笑えるのがすごい。
漫画のシーンで、面白い人は日常の違和感や面白いポイントを見つけるのがうまいという話がある。壁に貼られたポスターの構図に、キャラクターの独特なセリフに、違和感のある状況に笑うポイントを探す。
私も昔からよく笑ってしまう方で、真剣な場でも笑ってしまう。新卒の頃会議に参加する人数が多すぎるのが面白くてニヤついてたとこ正面から注意された。シリアスな場面では気を引き締めた方が調和としては良いが、それでも内心では何でも面白く感じている(自分が面白い人という主張ではないです)。
大学生や社会人になって、どういう場面では笑わないべきか学習するようになった。「なぜ笑ってるのか」と聞かれてもうまく答えれないし、その問答自体が面倒くさい。いま仕事がリモートワークになり、周囲に気を使わずに過ごせる時間が増えた。そうなると昔のようによく笑うようになってきた。元々笑ってる方がハッピーなはずで、それを封印する必要はない。歳を重ねて自分の好きに過ごしていいと思えてきて、自由へと一歩近づけている。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。