Feedback Loop
個人開発で火がつく瞬間
趣味でとあるサービスを作っている。まだまだ作りたい機能はたくさんあるが、先日気まぐれにサービスロゴを作ってみたところ中々気に入るものができ、一気にサービスの雰囲気がリアルになった。
サービス名を決める、ロゴを作る、ドメインを取得する。これらは技術の練習用のプロジェクトではやらないことで、世に出すことを前提にしているからこそ必要な作業。技術的には本質ではないが、世に出す上ではとても重要。サービス名やロゴを決めるにはコンセプトに立ち返る必要があり、その過程で作っているものの像がより明確になる。
個人開発の最大の壁はモチベーションで、プライベートや仕事の状況により途中で頓挫してしまうことが多い。その対策として2-3ヶ月以内で作り切るというのをやっていて、これはうまく作用している。ただ、それでも中だるみの時期は存在し、機能を淡々と作っていていつゴールに辿り着くのか不安になる時がある。そんな時、サービス名やロゴを作るとモチベーションが回復し、またエンジンをかけ直せる。
個人開発でアプリを作る時もあるが、アプリはWebサービスよりもリリースのための作業が大変である。スクリーンショットやプライバシー情報、アップデート時にはその内容など、記載する項目が多い。その代わりにAppStoreやGoogle Playといったストアに並ぶので見つけてもらいやすいのだが、リリース前にこういった技術と関係のない作業が待ち構えているのはなかなか壁である。その点Webサービスはシンプルで、作れば公開できる。まず公開して、それから必要に応じて情報を追加していける。モチベーション維持という観点ではWebの自由さが好ましい。
ロゴ作成やドメイン取得は世に出すために必要な準備。ログイン機能の実装なども近いかもしれない。サービスに命が吹き込まれるタイミングは、リリースそのものではなくこういった細かな部分を詰めていく過程にあるのかもしれない。