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エンジニアの日記帳。ものづくり、プログラミング、読書などについて書いてます。

孤独な夜の過ごし方

2024/11/29

どうにも寂しい夜の過ごし方。本を読む、日記に考えてることを書き出す、散歩に出る、人に頼る。本の種類は何でも良いが、技術書やビジネス本よりは小説やエッセイが良い。本に目的がありすぎると昼の思考になる。夜はもっと間接的で良い。

エッセイは誰かの考えや生活に触れられる。いろんな人がいろんな場所で考え事をしてるんだなと理解することは、何かに囚われた気持ちを解放してくれる。小説はストーリーテリングで物語の世界に没入させてくれる。映画やアニメよりも想像力が求められるので他のことを考える余裕などない。寝る前に「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読み進めてから寝ていたときは心身ともに調子が良かった。そういうハマれる小説を常に探している。

モヤモヤで苦しいとき、逃げずに逆に向き合う。本当の悩みは考えないようにしてもすぐに戻ってくる。文字にして書いたり、散歩しながら独り言をつぶやいたりして自分が何を嫌に思ってるのか、何をずっと考えているのかを洗い出す。モヤモヤの根本原因が分かると意外に楽になる。人間は1日に3万回以上考えるが、その9割は無意識らしい。原因が何か掴んでおかないと、無意識でもモヤモヤに触れ続けてしんどくなる。

夜寝れなかったり、生活リズムが崩れても仕方ないと割り切る。人生長いのでそういう日もある。深夜にお風呂張ったり、アロマキャンドル焚いて本読んだりしていつもと違う感じを逆に楽しむ。個人でいろいろ工夫してみて、それでもどうしようもなかったら友達を頼る。変に別の理由をつけず「話を聞いてほしい」と呼びかける。1-2時間くらい話せば楽になる。この時誰に声をかけるかが大事で、自分の意見をグイグイ押してくる人は適してない。一緒に悩んでくれるタイプの人も深く落ちてしまう。話は淡々と聞きつつも、たまに相槌や笑いを挟んでくれる人だと一番素で話しやすい。

ひとりの時よりも、誰かといる状態から引き算されてひとりになった状態の方が寂しい。それは家族でも友人でもパートナーでも同じ。ひとりそのものが寂しいというよりは、喪失したという感覚がより孤独を感じさせる。今は苦しくても明日はどうだろうか?1ヵ月後はどうだろうか?1年後、10年後は?こうして時間を未来に飛ばしながら考えていくと未来の自分は笑顔である。孤独が永久に続くのではなく、ちょっと長いけど一時的な状態であることが分かれば耐えられる苦しみになる。