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エンジニアの日記帳。ものづくり、プログラミング、読書などについて書いてます。

ひとり遊びが上手くなった

2024/12/01

最近はひとりの時間でも楽しめるようになった。本来は誰かと一緒に何かをするのが好きで、食事でも旅行でも気心知れた友達と行きたいと思っている。ただ年齢があがるにつれて家族を持つ友人が増え、そうなるとなかなかタイミングを合わせるのが難しくなる。余暇をひとりでどう楽しめるかは人生のポイントになった。

前職を退職するときの有給消化期間、一人で一週間ほど京都に行くことにした。その時に買ったのがFUJIFILMのX100V。カメラ好きの友人に相談して買ったのだがこれが一人遊びの入門になった。カメラはISO感度やシャッタースピード、焦点距離など一枚撮るにも変数が多い。私はまったく知識がないので一つ一つ試しながら覚えていくしかない。その時間がかかりすぎるオプション選択が没頭させてくれた。

そもそも誰かと一緒が好きなのは、旅行で美しい場所に行っても一人だと感動を分かち合う相手がいないのが寂しいから。おいしいご飯を食べたら「これおいしいね」と言い合いたい。共通することでよりその場を楽しめるし、後から思い出として話せるのも楽しい。カメラの設定を工夫しながら撮るのはこれに近い部分があり、自分のイメージ通りに撮れるよう試行錯誤している間は目の間の風景を何度も楽しめる。

以前はフィルムカメラを使っていたが、フィルムだと現像しないと撮った写真を確認できない。一発勝負の面白さはあるが、上達したいならフィードバックの間隔は短い方が良い。デジタルカメラだと撮ったその場でデータを確認でき、試行錯誤がしやすいのが良い。また、X100Vはデジタル一眼ではなく、コンパクトデジタルカメラのすごい良いやつという位置付けらしい。レンズを取り替えることができないが、その分コンパクトで持ち運びやすく、旅行の荷物に加えやすいのも気に入っている。ここが絶景ポイントです!みたいな場所よりは散歩中になんとなく自分が気に入った風景の写真を撮りたいと思っているので、持ち運びやすさは大事なポイント。

カメラに入門したのをきっかけとして、美術館に行ったりカフェに行ったり、一人でいろんなことをできるようになった。一人で飲み屋にもたまに行く。その場合はお酒を飲みながら本を読んだりと自由に過ごす。友達と行くときはレビューを調べたりして良い店を選びたいが、一人のときはよく知ったチェーンの方がゆったりできる。チェーン店には客を放っておいてくれる気楽さがある。

ひとりで楽しく過ごすこともできるが、やはり本当は友達となんでもない話をしているのが一番楽しい。大人になってからの友人関係は意識的に動かないと薄れていく。自分から連絡したり誘ったりして機会をつくり、好きな人とは関係性が続くようにはしていきたい。