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エンジニアの日記帳。ものづくり、プログラミング、読書などについて書いてます。

チンチロライブに行った

2024/12/03

霜降り明星・粗品が主催するチンチロライブに行った。チンチロは粗品のYouTubeで人気の企画で、メンバーはシモリュウの二人とダブルヒガシ大東を合わせた4人組。元々YouTube企画だったのが最近はライブでやるようになり、前回は武道館、今回は横浜アリーナでの開催となった。

会場は満席ですごい人数。メンバーのカラー(YouTubeのテロップの文字色)のペンライトを振ってる人がいる。座席から「がんばれー!」や「龍二いけー!」のような声をかける人が多く、それにツッコミを入れて会場が沸くシーンも多々。音楽のライブともお笑いのライブとも一線を画している雰囲気。

チンチロはサイコロを3つ振ってその出目で勝敗が決まる。駆け引きなどなく完全に運の勝負ではあるが、サイコロを投げる前にフリを入れたり流れを演出することでお笑いイベントとして成立している。四人の息のあった連携や先輩後輩なくいじりあう関係性などに楽しく見られるが、特に粗品のプロデュース能力がすごい。さりげない言動で流れを作って他の3人が動きやすい雰囲気を作っている。YouTubeを見ていてもボケやツッコミはもちろん、その企画力に感心させられることが多い。得点を決める能力がありながらパスやゲームメイクも巧みというので、仕事の参考になる部分も多い。

客層は幅広いものの若い人が多く、前の席には大学生と思われる4人組。この日は出目が神がかっていて何度も見せ場があったのだが、彼らはその度に顔の前で手をバンバン叩いてよろこんでいた。こういう空間っていいよね。SNSなどでは周りの目を気にしないといけない時代なので、こういうリアルな閉じられた空間の価値はあがってると思う。ちなみにステージ上では定期的に四人の席替えがあったのだが、そのスキマ時間の度にかなりの人数がトイレなどで席を立っていた。あまり他のライブでは見たことがない光景だったので面白い。

チンチロの企画はYouTubeで無料公開していて、そこで出来たノリやストーリーを引っ提げてライブに繋げている。この最初に無料の場所でファンを作ってからリアルで集金する仕組みに令和を感じた。ライブ前にYouTubeでこれまでの見せ場を集めた復習用の動画を出したり、会場で開演前にチンチロのルールを最速でVTRで説明したりと楽しむための前フリもちょうど良い。ステージや演出も粗品のこだわりを感じるもので、とても楽しい時間を過ごせました。