AI時代はインターネットが資本
2025/02/07
引っ越してからすこぶるインターネットの調子が悪く苦戦している。平時にはそこそこ速いのだが、定期的に通信が悪くなって1分ほど繋がらない時間帯ができる。仕事のミーティングが途切れたりYouTubeの動画が止まったりと体験がよろしくない。今は有線LANを繋いで急場を凌いでいるが、ケーブルの長さの関係上玄関で仕事しなければならず、完成系には程遠い。
ネットの調子が悪くて困ることにAIの利用がある。Copilotという開発補助ツールがあり、これはエディタにほんの少しのソースコードを書くと続きを予測して補完してくれる。Copilotは革命的ツールで、どういう処理を書きたいかを日本語で書けばその通りに実装してくれ、しかも正答率もかなり高い。Copilotは副操縦士の意味だが、人間が確認してAIが主にコードを書くようになったのでMain Pilotではないかというジョークも生まれている。
Copilotはテキストを打ち込むたびに書いたコードをサーバーに送り、AIが続きを予測して返し、それを受け取って表示している。この往復が10秒くらいかかると遅すぎて一気に使えないツールと化す。1-2秒ですぐにアシストされるからこそ価値がある。ボタンを押すなど明示的にこちらが指示するわけではなく、コードを書いたら自動的に動くのがCopilot。なのでインターネットの調子が悪くてもエラー文は表示されず、ただ補完が出ない状況になる。こちらとしてはAI待ちの気持ちなので無の時間が流れ、少し経ってCopilotの不在に気づく。少し寂しい。インターネットの速度は(いまのところ)AI体験にとって重要な要素になっている。