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図書館で貸出カードを作った
新しい散歩コースを模索中だが、歩いていると近くに図書館を発見した。図書館で本を借りるのは東京に住んでた頃はよくやっていたが、関西に来てからは立地的に難しく、利用する機会をなかなか見つけられずにいた。こんなに近くにあるならと立ち寄り、貸出カードを発行してもらう。同時に15冊まで借りられるらしい。そんなには読めないだろうが、良い場所を見つけた。
その図書館はさほど大きくないが、今の時代は図書の取り寄せができるので不便しない。インターネットで欲しい本を探して予約しておけば、最寄りの図書館に届いたタイミングで通知がくる。返却の際もブックポストがあり、図書館が閉まったあとでも返すことができる。便利な仕組みが整っていてありがたい。
最近読んだ「集まる場所が必要だ――孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学」では、図書館のような公共施設の重要性が書かれている。カフェやショッピングモールのような商業施設はお金を払った対価として良い時間が手に入る。お金を払わない人は客と見なされず、対象となる人を選別する性質がある。一方図書館は無料で誰でも利用できる。学びたい、交流したい、そこに在りたいすべての人を肯定する。私は公園が好きだが同じような理由かもしれない。何の条件もなく、ただそこにいることを許されるのは心地よい。
自分で買った本を読むとき、ペンを片手に線を引いたり書き込んだりしながら読んでいる。図書館の本ではそれはできないので、どういう本は図書館で借りるとよいのか考えてみた。ひとつは小説。小説はフィードバックを受け取るというよりはストーリーに没入することが多いので、あまり書き込まない。もうひとつはマンガ。最近は日本や世界の歴史、政治、お金などを学びたいと思っているが、その取っ掛かりとしてマンガから入るのは自分に合っていそうだ。教育マンガは冊数が多く普通に買っていくと場所をとる。一度読めれば満足なものなので借りる本としてはちょうどよさそうだ。いろいろと試して自分に合う利用方法を探っていきたい。