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エンジニアの日記帳。ものづくり、プログラミング、読書などについて書いてます。

10知った上で1を話す

2024/12/05

何かを人に話すとき、10知った上で1を話すようにしたい。自分を大きく見せたいと思うと1しか知ってないのに10話す。これは知ったかぶりで、表面上は取り繕えても長続きしない。1知って1を話す。これは普通に思えるが深みがない。例えば本に書かれていた名言をそのまま引用するような感じ。自分の言葉にできていないと他人には刺さらない。

10知って1を話すとはどういうことか?本の名言をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の経験と照らし合わせて咀嚼して理解する。複数の本を読んで共通する部分はどこかを理解する。抽象化したうえで改めて言語化する。より説得力が上がるし、その発言に対して質問されてもすぐ答えられる。

本当に理解している場合、質問は心から歓迎できる。自分の理解の再確認になったり、うまく答えられない部分は自分に不足していた部分として「伸び代」にできる。曖昧な理解で話を進めていた場合、質問はできれば避けたいものになる。それは自分の領域を侵され、取り繕った表面が崩されるものに思える。本当に優秀な人はオープンでいる。自分の評判がどうかより、解決したい問題そのものに集中している。