Feedback Loop
エンジニアの日記帳。ものづくり、プログラミング、読書などについて書いてます。
キリの悪いところでやめる
2024/11/25
その日の仕事を終えるとき、キリの良いところまで進めて止めがちである。ただ、実はキリの悪いところで切り上げた方が翌日仕事を再開しやすい。
プログラミングならエラーになる状態で、デザインなら3分の2くらい詰めた状態で止めておく。そうすると翌日何から始めれば良いか明確なので、いきなり作業モードに入れる。キリの良いとこで終えてると何から着手するかをまず考える必要があり、動き出すのにエネルギーが必要。最初のステップをなるべく低くしておくと入りやすい。
「君たちはどう生きるか」にもあったが、人間は同じことをやり続けたい生き物だ。ゲームを始めればゲームをやり続ける。勉強を始めれば勉強をやり続ける。最初の一歩を踏み出しやすく設計することは理に適っている。
一日寝かせるという効果もある。革新的なアイデアが思い浮かんだと思っても翌朝改めて考えると何でもなかったりする。落ち着いて見つめ直すことは普段の仕事にも有効で、日を跨いで仕事をすることで振り返りのチェックポイントを作る。前日の仕事を別の自分がレビューする。
一日の終わりだけではなく昼休みや細かい休憩でも中途半端な状態で手を止めるのは有効。最近は健康寿命を伸ばしたいと思いストレッチや運動を1時間に1回くらいのペースでやっている。休憩の回数が多いほど滑らかに再開できるかどうかは全体の仕事に影響してくる。