知ったかぶりとカマトトぶり
2025/03/10
自信は良いが傲慢はきつい。謙虚は良いが卑屈は辛い。優しくあろうとすると他人をあげて自分を下げてしまうが、まず自分を愛せないことには周囲に優しくし続けることは難しい。
知ったかぶりは自分を大きく見せようとする時にしてしまう行為。何も知らない奴と思われたくないという防衛本能が嘘をつかせる。すべてを知っている人はいないし、知識なんて分かったようで分かっていないようなものなので何度でも聞いていい。チームに新しいメンバーが入ったとき、色々質問してくれると各メンバーの知識共有が活性化されてチームとして強くなる現象がある。そんなようなもので、いつになっても初心者の質問はしても良い。
カマトトぶるは知ったかぶりの逆バージョン。元々は女性を指す表現らしい。相手が熱を込めて喋っているとき、その話題を知っているのに知らない雰囲気で聞いてしまう時がある。仕事では非効率かもしれないが、プライベートな話においてカマトトぶるのは相手の考えをすべて聞けるという意味で有効に思う。会話は二人かそれ以上の複数名で行うもの。こちらの相槌によって話が広がったり味気ないものになったりする。相手の話に乗るのも静かに聞くのもどちらも良い。話している相手に全身で注意を傾ける、そんな聞き方をしたい。