本当に興味のある本しか読めない

2025/03/02

友人が勧めてくれた本を読んでいるが、なかなかページが進まない。最近あまり読めてなかったので読書体力が落ちたかな?などと思っていて、今日ふと別の積読本に手を出すとスラスラ読めた。けっこう太めの本だがもう半分くらい読んでいる。この違いは何かというと、その本のテーマに自分が本当に興味を持っているかどうかだと思う。

小説よりはエッセイや実用書をよく読んでいるが、読書しててアガるのは「この感情や状況をよくぞ言語化してくれた」という瞬間。そのためにはまず自分で試し、うまくいかないながらも試行錯誤しておく必要がある。そうして自分のなかで曖昧な部分ができていき、それが見事に言語化されたときに感動する。自分が門外漢だったり、ちょっと興味がある程度ではあまり深い読書体験にならない(自分は)。

世の中広くて知らないことばかりである。そして新しいことを知るのは面白い。好奇心のままに色々手を出して関心のエリアを広げ、困ったり迷ったら本から先人の知恵を分けてもらう流れが定着すれば人生で良いサイクルが回り始める。積読は恐れなくていい。いつかその本を読むタイミングが来るので、そのときに味わって読めば良い。逆に読みかけの本も、自分に合わないと思えばすぐにやめて違う本を読み出してよい。ブックカバーをつけて大事に読んでもいいしペンを持って書き込みながら読んでもよい。読書は自由で、自分のためになればどんな形でも許される。