生活の不便をなんとかする
今日は朝からラスピの最新話を見る。最終審査が始まりいよいよ来週は最終回。もっと引っ張れそうなものだけどこれがBMSGの潔さかな。SKY-HIはとにかく良い部分を褒めるがそのバリエーションがとても豊か。しかも一人一人のことを細部までよく見てるから本人に響くフィードバックになっている。
音楽活動に限らず仕事とかでもSKY-HIがリーダーだったらグレートチームが作れるかもしれない。最近は人の話をよく聞くタイプのリーダーが重宝されてるし。しかし大企業とかだとメンバー間のモチベーションのバラつきがあったりするので、SKY-HIの求める基準についていけず荒れてしまうかもしれないな…などとまったく必要ない妄想を朝からした。
午後、最近ラップバトルにハマってる友人からLINEが来ていたので返す。少し前まで熱心に追っていたので好きなバトルは山ほどあるはずだが、いざ紹介するとなると数があまり出せない。一つ一つメモっておけばよかった。記憶を頼りに10個くらいセレクトして送る。YouTubeにあがってないやつもあるので探すのが難しかった。
夕方になり部屋を掃除する。ここ数日シンクの排水溝が詰まり気味だったので本気を出す。今のマンションに引っ越してきて感動したことの一つが台所にディスポーザーがついていること。生ゴミなどを入れて回すと細かく砕いてマンション共用部に流し込んで処理される。夢のような装置に思えていたが使ってみると卵の殻など自然に還らないものは除かないといけなかったり、たまに排水部が詰まったりとそれなりにメンテナンスが必要になる。数ヶ月前にも一度詰まってそのときは業者に来てもらった。その時に教えてもらった構造や対策を思い出しながら奮闘して20分ほどで解決。こういう生活の不便を自分でなんとかできたときは本当にうれしい。勢いにのって風呂場の掃除もした。
夜はラジオ。友人とやってるPodcast番組で特にテーマなく自由に喋っているがこれが面白い。「目的」とか「生産性」とかから最も遠い場所にある。実際Podcast界隈は初期の頃のTwitterのような平和さがあり、インターネット最後の楽園と呼ばれている理由もわかる。みんなもっとやったら良い。2時間くらい好きに喋って解散。最近は書くのも楽しいけど自分の原点は喋る方にあるな。今回も楽しく喋れました。
エバースの単独ライブに行った
昨日まで温泉旅行に行っていたので今日はゆっくりと起床。仕事ギリギリの9時半頃までぐっすり眠る。起きて仕事。最近作っているものが形になりつつありうれしい。
昼に昨日の残り物を食べて軽く散歩。ポストにメルカリで買った本が数冊届いていた。本棚を組み立ててから読書欲の高い時期が続いていて、1日1冊くらいのペースでいろいろ読んでいる。今読んでるのは「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」。ビジネス本とかでは興味ないところは読み飛ばす自分だが、この本は1ページずつ大切に読んでいる。文章もさることながら日常のちょっとした瞬間を捉えるのがうますぎる。少しずつ味わって読みたい。
夜はエバースの単独ライブに行った。ゲストなし、トークほぼなしで漫才6-7本を続けて披露するストロングスタイル。どのネタも面白いが特に2本くらいは腹抱えて笑った。笑いすぎてうるさかったかなと耳をすましたら周りはもっと笑っていた。新ネタをたくさん作っていて本当にすごい。今年のM-1も楽しみにしている。
家に帰ってからは新しいiPhoneを買うかどうかで悩む。今使ってるのはiPhone 13 Proでもう5年使っている。しかしお目当ての機種が18万円もすること、今のiPhoneでまったく不自由してないこと、iPhoneを使いこなすよりむしろ触らない生活を最近は目指していることなどを考慮し、結局買うことにした。考慮ポイントがすべて無視されてしまった。生活的に写真を撮る機会が増えそうなこと、AIの活用に向けて良い機種に変えておきたかったのが背中押しとなった。配送にしたので10月頭に届く。久しぶりにiPhoneアプリも作りたい。
温泉に行ってきた
石川県の山代温泉に1泊2日で行ってきた。特急サンダーバードと北陸新幹線を乗り継いで石川へ。大学の石川出身の同期がよくサンダーバードで帰省していた。今頃元気かなと久々に思い出す。物理的に移動すると頭も動くというのがある気がする。車窓の流れる景色を見てるといろいろ考え事が捗った。
宿に到着し、まだチェックインまで時間があったので近くを散策。商店街的な雰囲気の通りを歩いたが店がどこも閉まっている(!)。平日は休業日にしているところが多いらしい。結局端まで歩いたけど2店舗しか空いてなかった。色々気になるお店もあったので残念だったがソフトクリームを食べて引き返す。
旅館は大満足で、部屋も温泉もご飯もサービスも素晴らしかった。あとで調べてみると全国4位の宿らしい。廊下を歩いているとスタッフの人が仕事しながら楽しそうに談笑しており、従業員が楽しく働く職場からのみ良いサービスが生まれるという持論が強化される。翌朝は早朝に起きて朝風呂…のはずが寝坊してしまい、朝食の時間的に微妙な時間になってしまう。しかし最近は宿の朝風呂の時間が一番好きなので諦めきれず、朝食前に体を洗い、朝食会場に行き、食べ終わったらまた風呂に行って露天風呂を楽しむという慌ただしいスケジュールで敢行。朝食後のお風呂はほぼ貸切状態になっており、20分くらいゆっくり入れたので満足している。
そこから車で福井を少し観光して回る。立派なお寺に参ったり自然豊かなお店で蕎麦を食べたりと楽しい。県道沿いの景色を見ていると実家の辺りとよく似ていてノスタルジックな気持ちになる。実家とどっちが田舎かな?と謎の比較を考えてみたがよくわからない。子供の頃はその世界しか知らなかったから相対化されていない。思い出補正も乗っかって冷静に分析できなかった。
北陸新幹線には今回初めて乗った。子供の頃から電車にハマる時期というのは一度もなかったけど新幹線の曲線美はグッとくるものがある。大阪まで開通するとかなりアクセス良くなりそう。無事に家に帰宅して適当に夜ご飯を食べてイマ。自分へのお土産には羽二重餅(くるみ味)を買って帰ってきており、旅行の残り香は明日に続く。
「At The Last」の歌詞が良い
最近はラスピ沼にハマってしまい朝も夜もオーディション中で披露した曲を歌っている。最新話では番組のテーマソングである「At The Last」のオーディションメンバーバージョンが披露された。SKY-HIの育成にかける想いが込められた歌詞がとても良い。
「勝ちよりも立ち上がった数を誇れ」
これまでに挫折した経験があるからこそ良いパフォーマンスができる。
「勝算は無い。だが辞める理由にはならねぇ」
勝てるゲームだからやってるわけじゃなく、自分がやりたいからやってる。
「綺麗事を叫べ
夢や理想に染まれ
自虐を今日蹴飛ばせ
君のその無謀を全て愛そう」
現実は甘くない、とかよりもこういう言葉を言われたい。芽が咲く可能性がちょっとでもあがる後押しを。
「もうビビってる場面じゃないぜ」
このラインがなぜか一番しっくり来る。いろいろ考えて準備してもリスクがあると恐怖する。でもやるだけやったら後は全力でやってみるだけ。腹を括ったらもうビビってる場面ではないのである。
夢を追う10代の若者にかけられた言葉ではあるが、何歳にでも通じるメッセージでもあると思う。この番組を見てると大人になるにつれて培ってきたバランスが崩れそうになりますね。人とぶつからないような立ち回り、小手先の仕事のテクニック。そんなものよりまず自分が情熱を注げる、全力で打ち込めるものを見つけることが大事な気がして揺さぶられます。
「ゆっくり、いそげ」を読んだ
「ゆっくり、いそげ」を読んだ。東京は西国分寺駅にあるカフェ「クルミドコーヒー」の店主の方が書かれた本。最近は資本主義の忙しさにストップをかけ、スローペース・マイペースで日々を過ごしたいと思っており、このタイトルが本屋で目にとまって購入した。
著者の方は東大卒、マッキンゼー、ベンチャーキャピタルと経歴を重ねられておりビジネスマンとしても超優秀。資本主義に乗って加速し続けることはやめ、ビジネスとスローライフの中間を目指す。そしてその中間が現実的に可能であることをカフェの営みを通じて理解していく。
例えば「お客さんの消費者的な面」のスイッチを押さない。集客のために広告を出したり20%オフにしたりをやらない。こういう施策は一時的に人を呼ぶかもしれないが、値引きされていない時期を損だと感じ、安く買えた方が良いという思考に一票を入れてしまう。
本書の言葉を借りれば誰もが「消費者的な面」「受贈者的な面」の両方をもっている。お店での時間が豊かになるようにこだわる。それを受け取ったお客さんは払った金額よりも良い対価を受け取ったなと感じ、また訪問したり知人にお店を紹介したりする。これは「ギブ」のループが成り立っている。
経済についての解釈も面白い。著者はもともと「経済的な活動は関係性を壊す」と思っていたという。確かに友人と起業するなという言説はよく聞く気がする。しかしそれは「互いを利用し合う経済活動」の場合の話であって、「互いが互いを支援し合う経済活動」ではむしろ関係性は育っていく。
ここはシビれるものがあった。社会人やってると人脈とか、異業種交流パーティーのような場に参加することもあるが、毎回違和感があった。それは「この人と繋がっておくとどんな良いことがあるか」と測られ、それを受けて「自分のスキルや魅力をアピールしなきゃ」と考えてしまう自分によるモヤモヤだ。いろんな仕事を聞くのは楽しいが、そんなシンプルな会はなかなかない。普通にサラダうまいですねとか言って過ごす飲み会に行きたい。
最後に「時間と戦わない方法」。現代は何も考えずにいると時間と戦ってしまう。より短い時間で大きな成果を。生産性、コスパ、タイパを求める。時間を味方につけるには人間関係をギブから始め、目的や目標を絶対視しないこと。1ヵ月で〇〇を達成する!と目標を置くとその時点から「今」はマイナスになる。それで頑張れる人は良いかもしれないが時間に追われるのは基本的に辛い。しかもそれを達成してもまた次の目標が置かれる。自分が満足できるタイミングがない。目指す先はあってもいいが囚われすぎず、毎日を積み上げていく感覚にする。
最近出張の機会は減ってしまったが、次に東京行くときは西国分寺に行ってみたい。