「1ST KISS」を観た
映画「1ST KISS」を観た。坂元裕二先生による脚本、松たか子さん主演とあれば間違いなし。今年の2月に上映していた頃から気になっていて、配信に来たので鑑賞。面白かった。(以下ネタバレなし)
坂元先生の最近の作品といえば「カルテット」「大豆田とわ子と三人の元夫」「花束みたいな恋をした」あたりだと思うが、本作はそれらの好きな部分が形を変えて再生産されていた。特に花束〜は二人が出会ってすれ違っていく様がリアルすぎて記憶に刻まれたが、本作ではその順序が入れ替わっていて救われるところがあった。
物語のほとんどが主演二人の演技を軸に進められる。松たか子さんはもちろん、SixTONESの松村北斗さんの演技もとてもよく魅せられた。恥ずかしながら松村さんのことを今日の映画で初めて知りました。自然で透明感があり他の出演作も見てみたい。あと映画に関係ないけど前職の後輩に雰囲気が似ている気がし、久しぶりに連絡しようかなと思った。意味不明すぎて驚かせてしまうかもしれないけど。
いわゆるタイムスリップものだが、その設定だけでなく人間同士のやり取りが多くて面白い。最近キムタクと常盤貴子のBeautiful Lifeを観たが、昔のドラマはカメラワークとかはある程度であとは俳優の魅力で語るようなところがある。二人の掛け合いを聞いてるだけで楽しくなる、そんな映画だった。みなさん大切な人は今大切にしましょう。
退屈な時間をエキサイティングに
昔「ALPACA」というiPhoneアプリを作った。カメラロールにある類似した写真をピックアップして並べ、ベストショット1枚だけを残して他を一気に削除するというもの。当時はスマホの容量に困ってる人が多くてそこにウケ、さらに自撮りをする人たちに好まれてそれなりにユーザー数がついた。自分的には最初にヒットしたアプリといえる。
このアプリ、実はアクシデント的に作ることになった。当時iPhoneアプリ開発の勉強会をよく主催していて、その日も200人くらい集まる予定だった。しかし当日の朝に台風が接近して微妙な状況となり延期に。案内を見ずに来場してしまった人のために2時間くらい受付で待機しておきましょう、と自分を含めた運営メンバー3人で待つことになった。
ただ待ってるだけでは暇すぎる。この時間で3人でアプリ作ってリリースしたら面白いですよねという話になり、ちょうどエンジニア2人とデザイナー1人だったのでアイデアを出し、役割分担して実装。その日中に完成はしなかったが翌週くらいには無事リリースできた。デザイナーの方がトリリンガルだったので日本語の他に英語と韓国語に対応し、後に韓国でバズって韓国AppStoreの上位に並んでいた(母数が少ないので日本より少ないダウンロード数で上位に入れていた)。
ALPACAというアプリ名には何の意味もなく、ただ効率化のツールというより親しみを持てるアプリにしたいという思いで柔らかい名前をつけた。Aから初めてYまで25個の動物にちなんだアプリを作り、Zは「Zoo」というアプリにしてそれまでの動物をすべて登場させようというアイデアで盛り上がった。結局Bが出ることはなかったが…。この辺りは自分の時間の使い方などが甘く反省している。それでもALPACAの開発では技術的にもいろいろ学べたし、雑誌のおすすめアプリに何度か掲載してもらえたりして貴重な経験をさせてもらった。あの台風がなければ生まれなかったと思うとなんだか不思議だし、退屈な受付での待ち時間をエキサイティングな時間に変えれて素晴らしい発想だったと今でもたまに思う。
寝る前にSFを読むと良い
久しぶりにiPhoneアプリを作っているが、そうなると隙間時間によくスマホを触るようになる。使い勝手やバグなどの検証で触るのだが、そうなると色々アイデアが沸いてくる。若い頃はこうして磨き込みをしていたのがだが、今これをずっとやってると何だかしんどくなってきた。やることが山積みでプレッシャーもあり、頭のなかの余白が潰されていく感覚がある。明日はノーパソコンデーとして、スマホからもそのアプリは消しておくことにした。ゆっくり映画でも観ることにする。
家に届いていた書類を記入してポストに投函。iDecoの書類で、フリーランスになったので枠が増えたり銀行を登録したりと諸手続きが必要になっていた。こういう手続き系の仕事をミスらないのが今年の目標なので早めに提出。あとはGoogleの登録情報が古くて広告収入を受け取れなくなっていたのも修正。表示されるエラーメッセージが実態と異なっていてドツボにハマっていたが、担当の方にメールで問い合わせたら一発で解決した。2戦2勝。
前髪が伸びてきてストレスフルになってきている。次はパーマを当てたいと思っているが、いつもパーマの時に音がいしていた東京の美容師さんが退職されたので行くアテがない。家の近くで見つけたいが美容院でじっとしてるのが苦手なので適切な場所を探すのに腰が重い。ほとんど誰に会うでもないので何でもいいのだけど、お金を追加で払って納得いかないパーマを当てられてしまう理不尽さを恐れている。
最近は寝る前に「火星の人」を読んでいる。オデッセイという映画の原作で、火星に取り残された宇宙飛行士が技術と知識をフル動員して火星で自生していく話。これが大変面白く、プロジェクト・ヘイル・メアリーの時も思ったが寝る前にSF小説を読むのはなんだか精神面に良い気がする。悩みやモヤモヤが遠くに飛ばされるというか、スケール大きく考えられるようになるというか。映像で見たい部分も多くて映画も見てみたい。そういえばプロジェクト・ヘイル・メアリーの映画も2026年に公開されるらしい。映画館に行くかはまだわからないが、これもとても楽しみにしている。
アプリで稼ぐなら広告かサブスクか
モバイルアプリのマネタイズのトレンドが広告からサブスクに移ってきている。背景にはユーザーの追跡が難しくなって広告の単価が下がってきたことや、サブスクがすべてのアプリで利用できるようになったことがある(以前はiPhoneだと雑誌などの定期購読系アプリしかダメだった)。さらにNetflixなどの普及でサブスクの認知度があがり、今ではユーザーが気に入れば個人開発のアプリでもサブスクに入ってもらえるムードになっている。
では自分のアプリを作ったとして、どちらを組み込むのが良いのか?
広告料金は基本的にアプリの滞在時間に依存する。ゲームのように長く遊ぶものなら良く、リマインダーアプリのようなサッと立ち上げて入力したらすぐ閉じる系のアプリには不向き。アプリの性質を考えて判断する。昔は広告しか選択肢がなかったので、ツールアプリに本質的でない機能(天気見れるとか)を追加して毎日立ち上げてもらえるよう工夫することも少なくなかった。多少は売上に貢献したかもしれないが、そのアプリが本来解決したい課題と関係ない機能開発でファンが増えることはない。
サブスクの良いところに開発者の改善モチベーションに繋がりやすいという点がある。例えば有料アプリではダウンロード時に課金が発生する。アプリを使う前に購入するこのフローではアプリ内の体験ではなくアイコンや説明文などのマーケティング要素が重視される。サブスクであれば良いものを提供すると継続的に対価を受け取れる。ユーザーの意見を聞いて改善する姿勢にもなりやすく、バランスが取れれば双方良しの環境になる。
ただ、サブスク疲れもまた現代の象徴となりつつある。NetflixやAmazon Primeなどの大手に加えて趣味の何かしらにも課金しているユーザーは多く、毎月の支払いがバカにならない。使ってみたいアプリでもサブスクプランしかないと躊躇うこともある。この状況を逆手にとって一度買い切りのモデルで勝負しているアプリも最近は散見される。結局最終的に何を選ぶかはアプリの性質と自分のポリシーに基づくことになる。
人に聞こうとしたら問題が解決する

昨日に引き続き体調不調。なんとなく体が重いときは逆に体を動かすと元気になる時もある。ということで朝散歩に出たらとても気持ちよかった。軽くコンビニまで行こうかと半袖半パンで出たら寒くて上着を取りに一度戻った。秋が始まった。
仕事して夕方頃またしんどくなってくる。どうしても解決できない問題があって、助けを求めようとチャット欄にペチペチ問題の内容をまとめてたら閃いて自己解決した。プログラミングしてるとこういうことがよくある。うまくいかないと視野がどんどん狭くなってるんだろうな。ソースコードだけじゃなくMacの設定も関連した問題だったのでAIじゃうまく解決できなかった。
昨日からiPhoneの壁紙をカメラロールから自動で風景を選んで表示する設定にしてるが面白い。昔撮った写真が1時間ごとに勝手に切り替わるので、ふとスマホを見たとき毎回ちょっと懐かしくてうれしい。綺麗な写真だけが選ばれるので自分の気に入ってる写真が出るとAppleにお墨付きをもらえた気がする。自分は風景だけにしてるが人を指定して出したりもできるので気になる人はやってみてください。