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エンジニアの日記帳。ものづくり、プログラミング、読書などについて書いてます。

フィリピン

2024/08/25

お盆明けくらいから休みを取り、フィリピンのセブ島に行ってきた。7泊8日。海外旅行はコロナ直前に行ったロンドン以来で約4年ぶり。

閉所や同じ場所でじっとしてるのが苦手なので飛行機移動に若干ビビっていたが、本を読んだり事前にダウンロードしたドラマを観ていたらあっという間についた。以前より体調がよくなっているのかなと感じる。ちなみにフィリピン航空は座席にモニターが着いておらず、そこで映画を観たりなどはできない(自分のスマホなどで観るっぽい)。国際線でもモニターがないエアラインもあることを知る。

旅行の負荷を軽減するもの。eSIMとGrab。eSIMは事前購入していて、現地着いて2タップくらいで繋がるようになり大変便利。Google Mapsを使わず観光していた頃ってどうしていたのか。Grabは配車アプリで、タクシーの値段交渉とかが超苦手な自分には大変ありがたい。行き先を先に入れておける、配車予約時に金額がわかる、ドライバーの評価がわかるのに加えて、安全にも配慮されている。一度渋滞にハマって車がほぼ停止したとき、「想定しない場所で車が止まってますが大丈夫ですか?危険を感じる場合はセンターに連絡してください」とGrapアプリに表示された。技術や仕組みで安全を担保していて素晴らしい。ちなみに東南アジアではGrabはめちゃ強く、Uberも撤退している。

ホテル、ショッピングセンターのスタッフなど限定的な人しか接してないが、みな楽しそうに働いている。例えばホテルの朝食会場で部屋の番号を伝えた時、その番号を歌いながら復唱する。Grabの車内ではドライバーの好きなHIPHOPのプレイリストが流れている。ショップにて、接客中も隙あらばスマホを触る。どれを買うかこちらが迷っているとき、じっと待つんじゃなくて店員同士で談笑したり誰かとチャットしてたりする。「お客様は神様」ではなく、サービス提供者と利用者とでフラットな関係がして自分には心地よかった。Grabのドライバーは運転しながら息子とボイスメッセージでやり取りしていて、自分はあまり使わないボイスメッセージのユースケースを見た気がした。

治安と衛生。フィリピンでは空港やフェリーなどのトイレにはトイレットペーパーがない。便座も外されてたりして結構ない。ホテルには完備されていたが、外に行くときはトイレットペーパーを常備する必要があった。
料理はどれもおいしかったが、よく虫が飛んできて気になる。おしぼりで手を拭きたい。道路は、バイクの3人乗りや小さいバスなどが走っていてそれを追い抜きまくる。横断歩道や信号がほぼないので歩行者が機を見て渡るスタイルになっており、注意の意図でクラクションを頻繁に鳴らす。あまり安心して乗っていられなかった。現地で生活していたらすぐ慣れるのかもしれないが、このあたりは日本在住により基準が高くなっているな、と改めて実感。

旅行は全般的に大変楽しく、あっという間に終わった。楽しい時間はそのときは短く感じるが、あとから振り返ると長く感じるという。まさにそんな感じで、普段何気なく過ごす一週間とは密度が違った気がする。
おいしいご飯、きれいな海、プールの中にあるカフェバー。観光らしい観光をしたり、英語をたくさん話したり、良い時間になりました。ありがとうセブ島!


ノンフィクション

2024/08/24

Netflixオリジナルドラマ「地面師たち」が人気だ。地面師とは不動産詐欺グループのことで、数年前に積水ハウスが被害にあった実際の事件を元に作られた作品。

綾野剛、トヨエツ、山本耕史、リリーフランキーなどキャストは大変豪華で、派手なアクションというよりは机越しになされる会話のラリーを楽しむドラマ。綾野剛は昔はあんまりだったけど「最高の離婚」あたりから好きになってきた俳優で、今作でも優しい・怖い・儚いの表現がうますぎて震えた。YouTubeにあがってるアフタートークを観て、自分のなかの役者軸がしっかりしてるんだなと思ってもう一度痺れた。

最近のヒット作は実話に基づいたものが多い気がする。フェイクニュースなど何が真実か分からなくなっている現代で「実際にあった」は見る理由になる。コロナ禍に入った頃から小説はあまり読まなくなり、その代わりに日記やエッセイを読むようになった。緊急事態宣言で外に出られなくなったり、生活様式が一変したり、非日常を体験した世代には創作より誰かの実話が面白いのかもしれない(SFなど振り切ったものはフィクションでも面白い)。


逆算と積み上げ

2024/08/23

ゴールから逆算していまやることを決める、というような思考を長らくしてきた。

それが物事の進め方のベストプラクティス、くらいに思っていたが、最近は違うような気もしている。

ゴールをひとつに決めると横道に逸れることは無駄になり、予定通り達成できなければ失敗になる。
人生をやっていくうえで、何かに没頭したり、家族・友人と楽しく過ごす時間を増やしたい。こういう時間には特にゴールはなくて、その時間を最大限楽しめばそれで良い。

最近、習慣の本を何冊か読んだ。習慣化のプロ達によると、何かを目指さず「毎日続ける」ことが続く秘訣とのこと。逆算ではなく積み上げ式。やらされ感が出ると辛くなるので、やりたいことをただ続ける。自分に当てはめてみると、プログラミングや読書はただ楽しいから続いている。そしてそこで学んだことが突然役に立ったりする。計画された道中ではなくて、偶然役に立つこういう瞬間がおもしろい。

三日坊主で終わったらダサいなとか、自分が書けることほとんどないなとか、否定する側のコメントはたくさん浮かぶ。でも書いてみたいと思ったので書いたら良い。とりあえず書き始めてみたらよい。やってみようという気持ちに変にフタをする必要はない。

というわけで、日記をはじめました。