Feedback Loop
ノンフィクション
Netflixオリジナルドラマ「地面師たち」が人気だ。地面師とは不動産詐欺グループのことで、数年前に積水ハウスが被害にあった実際の事件を元に作られた作品。
綾野剛、トヨエツ、山本耕史、リリーフランキーなどキャストは大変豪華で、派手なアクションというよりは机越しになされる会話のラリーを楽しむドラマ。綾野剛は昔はあんまりだったけど「最高の離婚」あたりから好きになってきた俳優で、今作でも優しい・怖い・儚いの表現がうますぎて震えた。YouTubeにあがってるアフタートークを観て、自分のなかの役者軸がしっかりしてるんだなと思ってもう一度痺れた。
最近のヒット作は実話に基づいたものが多い気がする。フェイクニュースなど何が真実か分からなくなっている現代で「実際にあった」は見る理由になる。コロナ禍に入った頃から小説はあまり読まなくなり、その代わりに日記やエッセイを読むようになった。緊急事態宣言で外に出られなくなったり、生活様式が一変したり、非日常を体験した世代には創作より誰かの実話が面白いのかもしれない(SFなど振り切ったものはフィクションでも面白い)。
逆算と積み上げ
ゴールから逆算していまやることを決める、というような思考を長らくしてきた。
それが物事の進め方のベストプラクティス、くらいに思っていたが、最近は違うような気もしている。
ゴールをひとつに決めると横道に逸れることは無駄になり、予定通り達成できなければ失敗になる。
人生をやっていくうえで、何かに没頭したり、家族・友人と楽しく過ごす時間を増やしたい。こういう時間には特にゴールはなくて、その時間を最大限楽しめばそれで良い。
最近、習慣の本を何冊か読んだ。習慣化のプロ達によると、何かを目指さず「毎日続ける」ことが続く秘訣とのこと。逆算ではなく積み上げ式。やらされ感が出ると辛くなるので、やりたいことをただ続ける。自分に当てはめてみると、プログラミングや読書はただ楽しいから続いている。そしてそこで学んだことが突然役に立ったりする。計画された道中ではなくて、偶然役に立つこういう瞬間がおもしろい。
三日坊主で終わったらダサいなとか、自分が書けることほとんどないなとか、否定する側のコメントはたくさん浮かぶ。でも書いてみたいと思ったので書いたら良い。とりあえず書き始めてみたらよい。やってみようという気持ちに変にフタをする必要はない。
というわけで、日記をはじめました。